地域連携実習

「伊予の伝承文化を学び伝えるリーダー村」を実施しました

 

大洲青少年交流の家と愛媛大学の共催による活動で,今年は8月18日から23日まで5泊6日の日程で行いました。最初の2日間は講話や実習を通して大学生が活動で必要とされる知識や技能を身につけます。3日目に小学生(4年生~6年生)が合流した後は,学んだことを活かして,大学生がリーダーとして小学生の活動を指導・支援します。
小学生は20名ですが,抽選で1つの学校から1名しか選ばれません。この活動に参加して初めて出会った同士です。最初にアイスブレイクをして,少し緊張をほぐした後に,竹食器,竹馬,竹水鉄砲などを作りました。江戸時代の後期に建てられた庄屋屋敷「土居家」で子供たちは2泊しましたが,その建物の構造を見ながら生活の工夫などを,講師の方のお話や大学生の説明を通して学びました。また,作った竹食器を使い食事をしたり,竹水鉄砲,竹馬で遊んだりしました。

その他,大学生が企画した“むかし遊び”,スイカ割り,夜の“提灯ハイク”,うどん作りなど,日常の生活とは異なる環境の中で過ごした「土居家」周辺での3日間でした。激しい雨が降る時間帯もあったのですが,「晴れ男」(某男子学生)の力により,必要な時には常に雨がやんでいました。そして提灯ハイクの時には,素晴らしい星空も見ることができました。
22日の夕方に大洲青少年交流の家へ戻り,大学生は(疲労が蓄積した中で)全体の振り返りをしました。小学生は思い出をまとめ,最終日に保護者の前で立派な活動報告をしました。その後,別れを惜しみながら大学生が小学生を見送り,今年度の活動を終了しました。

参加した学生は14名です。愛媛大学からは4学部8名,松山東雲女子大学から4名,大分大学と香川大学からそれぞれ1名でした。学年もさまざまですし,初めて出会った同士が多いのですが,6日間の中でお互いを認め合いながら活動をし,友情を育みました。小学生を見送った後で全体のまとめをし,再会を約束して学生たちも解散しました。
今年で8年目となりますが,この活動で「教師を目指そう」と思った学生も今までに多くいると聞きます。少し長い期間の活動ですが,学部や大学を越えて行う活動であり,いろいろな専門性や個性を持った学生たちが協働して学ぶ場として,大事にしたいと思います。

 

CATEGORY : 地域連携実習|2014年8月29日 9:46 AM  
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