第2回地域連携実習意見交換会を開催しました。
平成26年度 第2回 地域連携実習意見交換会を下記の要領で開催いたしました。
日時:2015年2月5日(木)16:30~18:00
場所:愛媛大学教育学部会議室
出席者:学校および教育機関関係者・・36名、愛媛大学教育学部教員・・9名、教職支援ルーム・・1名
●実習カリキュラム委員会 露口健司委員長挨拶
各教育機関の方々に学生の指導に時間をとってくださっていることへの感謝の気持ちが述べられました。
●地域連携実習WG 今年度の地域連携実習について
今年度の地域連携実習の現状が報告されました。
2月3日付けの数値
・事業依頼があった学校・教育機関数 61
・事業依頼数 164
・延べ事業の学生参加数 623名
・教育学部生・・・285
・教育学部以外の学生・・・25
意見交換
今回は、参加していただいた教育機関の先生方と大学教員がグループに分かれて意見交換をしました。
【小学校】
活動に参加した学生の様子
<良かった点>
・専門の知識(特別支援、理科、外国語活動)を持った学生が来てくれて助かった。
・熱心で礼儀正しく挨拶も良い。
・保健室登校の子どもの学力が上がった。
・学習の遅れがみられる子どもの支援が助かっている。
・最初は頼りないが何度か入ってくるうちにメリハリのある的確な指導が出来てくる。
<気になった点>
・登録後に連絡のない学生がいた。
・学生の参加時間の偏りが気になる。
・平成26年度学生の態度が気になった。
・急に来られなくなったときの連絡が遅い。
・クラスで起こったけんかなど担任に知らせてほしい。
来た学生へ配慮してくださっている点
・まめに連絡を取る。学生の都合を聞く。(テスト期間、授業等、卒論、教採)
・児童と学生の距離感に配慮。
・行事や研究大会に誘う。
・窓口の先生や校長、教頭が話しかけやすい雰囲気作りに努めている。
・1日1回は声かけするなど、大切に思う気持ちを持って迎えている。
【中学校】
活動に参加した学生の様子
<良かった点>
・生徒の個に応じて指導してくれる。
・英語の授業では、理解しづらい箇所に即座に対応してくれる。
・まじめに取り組んでくれている。
・生徒の将来・進路に関して大学生の人生経験を語らせることで、刺激を与えることが出来る。(林間学校)
<気になった点>
・学生の「ねらい」が時間に追われ聞くことが出来ない
・受け入れ側のフォローが出来ていない。
・教員と学生の情報交換がうまくできない。
来た学生へ配慮してくださっている点
・町を上げて協力体制を整えている。(林間学校)
・部活動を手伝ってもらったボランティアの学生に少し御礼をした。
・研究大会や研究授業のインフォメーションを行い、学生にとって意義のある実習にする。
【全体】
大学への要望・改善策
・遠い学校だが、来てほしい。
・給食指導、休み時間、運動会に人手がほしい
・同じ人に来年も来てほしい。生徒指導は慣れる必要があるので。
・ガイダンス時に学校への入り方を毎年、念を押して指導してほしい。
・できれば特別支援の子どもにつく学生は、その知識を持った学生に来てもらえると現場はありがたい。
・学生の意見を聞いてみたい。
・支援する学生への明確な目的、要求など、申し込み時に活動内容の詳細な説明をする。
今回は、グループに分かれて忌憚のない意見をたくさんいただきました。受け入れてくださっている学校では、温かく見守りながらも学生の成長のために、アドバイスまたは様々な御配慮いただいていることに感謝申し上げます。今年度の問題点、ご指摘のあった点についてはガイダンス等で念を押して指導していきたいと思います。