"久米わくチャレ"伊方町の二名津・平磯地区へ町づくりについて勉強をしに行ってきました。(遠足編)
10月14日(土)に久米小学校5・6年生の希望者と大学生で構成される久米わくチャレ(地域連携実習学生企画型の活動)で、大型バスに乗って伊方町の二名津・平磯地区に町づくりについて学ぶため、遠足に行ってきました。
もともと、今回の遠足は、松山市のまちづくり提案制度に申し込みをして実現したものです。
参加者は久米小学生41名、大学生15名、でした。受け入れてくださったのは喜久屋プロジェクト郷づくりの主催者、浅野長武さん(伊方町立伊方中学校教諭)浅野さんの弟の洋海さん、田村義孝さん (田村菓子舗3代目地域宣伝・交流隊 一風堂事務局長)でした。
喜久屋プロジェクト 【http://blog.goo.ne.jp/kikuya2009 10月14日付け】
遠足の目的
・二名津・平磯の人々の地域に対する思いや工夫をもとに、どのような街づくりをしているか学ぼう。(遠足10月実施)
・二名津・平磯地区で学んだことをもとに、久米の良さを生かすまちづくりについて考えよう。(授業12月予定)
◎遠足で得た知識をもとに、久米に戻ってもう一度考えます。
二名津・平磯地区での活動
●ウォークラリー
「地域のステキ、不思議な場所」の写真を撮る。
地域の人にインタビュー
●発表(ワークショップ)
自分たちが撮った写真を使って説明をする。
大学生の感想(今回のわくチャレ遠足について)
☆ 二名津・平磯地区の浅野先生たちと合流し挨拶をした後、生活班6グループは二名津、2グループは平磯に分かれてウォークラリーをしました。「地域のステキ、不思議な場所」の写真を撮りながら地域の人にインタビューをしたり、地域の秘密を探したりしました。地域の秘密を書いた巻物を三か所に設置しましたが、説明だけではなくクイズ形式にして遊び要素を入れたら、自然とめあてに迫る学びができたと感じました。また、不思議なところを撮ることがとりあえず撮るという意識で進んでいたように感じられ、具体的な条件を出して写真を撮らせることもできたのではないかという反省も出ました。子どもは事前にした場所以外にも進んでいたため、さらに下見の範囲も広げられたらよかったと思います。一方で、積極的にインタビューをする子どもの姿と、好意的に答えてくださる地域の方々の姿が見られました。事前に二名津・平磯地区に配っていたチラシの効果もあったのではないかと思います。
☆ ウォークラリーやフォトギャラリーなど、十分な時間を確保することはできませんでしたが、子どもの発表や感想シートの言葉から、めあてに迫るものがたくさん生まれていました。それは、学生が事前にきちんと準備をしていたことで生まれた学びであると思います。また、実際に子どもと活動することで、学生自身も子どもから二名津・平磯地区の魅力を感じることができました。今回の遠足での学びを生かして、12月には久米の良さを生かすために子どもたちができることを考える活動をする予定です。久米に対する子どもの思いや願いを叶えられる活動にしていきたいと思います。
☆ 本来は子どもが学習課題を決め、そのために活動していくのが望ましいところではありますが、時間的にも難しかったため、この活動に向けての事前学習がほとんどなかったので、インタビューの質問等も自分で考えたものを聞いたりという風にはなりませんでしたが、二名津に住む方々は子どもたちが来たことを喜んでくださり、たくさんお話を聞かせてくださり、子どもたちと一緒に私自身もたくさん学ぶことがありました。ウォークラリーでまちを歩くだけでは見えてこない地域の人びとの温かさや居心地の良さに少しだけ触れることができ、貴重な体験になりました。この学びを久米でのまちづくりに繋げていけるよう、しっかりと話し合いをしていきたいです。
☆ 今回の遠足は、わくチャレ始まって以来の大きな活動だったと思います。すべてが一からのスタートだったので、場所決め、下見、担当決めなどの準備をじっくりとすることができました。また、タイムスケジュールについてはたくさん検討を重ねましたが、当日は大幅に変更する点もありました。しかし、学生全員が子どもたちが安全に久米に帰られるようにするということを意識していたので、大きなトラブルもなく終えることができました。帰りのバスに乗り込む児童の姿から、とても楽しく有意義な遠足になったのだなと感じ、嬉しい気持ちになりました。今回は準備がとても大変だった分、子どもたちの笑顔を見てほっとしました。今回の活動をこれから生かしていけるように、また頑張りたいと思います。
☆ 今回は遠足で伊方町まで行くというわくチャレ史上初めての取り組みかもしれない活動を行いました。その分事前準備も一カ月以上前からスタートしており、時間をかけてみんなで話し合って準備をしてきました。当日は雨も降らず、子どもたちも大きなけがなく帰ってくることができたのでよかったです。安全面に関しては配慮できていたと思います。ですが、まちづくりの観点から見ると今回の活動で良かったのか疑問も残りました。二名津や平礒の魅力を十分に伝えることができたのか、地域の人々のまちづくりに関する思いが十分に子どもたちに伝わったのか。もっといろんなアプローチの仕方があったのではないかと思いました。この後のわくチャレも今回の活動の振り返り等を通じて久米でのまちづくりを考えていきたいです。