意見交換会を開催しました。
平成28年度 地域連携実習意見交換会を下記の要領で開催いたしました。
日時:2017年1月26日(木)16:30~18:00
場所:愛媛大学教育学部会議室
出席者:学校および教育機関関係者・・29名、愛媛大学教員・・10名、教職支援ルーム・・1名
- 実習カリキュラム委員会 青井倫子委員長挨拶
今年度も県下の様々な教育機関より実習の機会を頂いたことへのお礼が述べられた。
昨年度より、事業数も参加学生も増えているが、学生が一人も参加していない事業もある。大学でもより多くの学生を派遣できるよう体験談を伝える機会を設けたり、教員から呼びかけたりと取り組んでいる。
今年度の1月26日付けの数値
・事業依頼があった学校・教育機関数 67
・事業依頼数 169
・延べ事業の学生参加数 665名
- 意見交換
【小学校】
活動に参加した学生の様子
<良かった点>
・大学から近いので多くの学生がアシスタントや生活支援で来ている。
・継続的にアシスタントに来てもらい、丁寧にかかわってもらっている。
・学力の向上、子どもの心の安定につながっている。
・時間数があるので2学期で学習アシスタントを終えた学生もいるが、子どもがお別れの会をして、学生との交流もあった。意義のあるものになったと思う。
・アシスタントの全時間数を終了した後も自分から来たいと言ってくれた。
・アシスタントに来てもらっているが、挨拶もしてくれて、職員室の出入りもきちんとしている。
・今年来てくれた学生は、先を読んで気が回る印象である。授業中ひとつのことにこだわって言いたくてたまらない子の聞き役になってくれている。
・単発の自然の家の補助員として申し込んでもらったが、下見のときから一緒に参加してくれて助かった。
・校外学習のときに人手が必要だった。募集以上のかなりの数が来てくれた。
・大学から遠いけれど参加をしてくれた。英語しか話せない短期留学の児童について、コミュニケーションを取ってくれ、とても助かった。3人とも語学力が優れていた。
・わくチャレでできている学生が学習アシスタントに来てくれている。人間関係ができているので、2学期からだったがよくしてくれている。
・体育や図工もはいってくれたのがありがたかった。
・子どもの学力が上がった
・学校にとって、学生が戦力になっているし、学生も即戦力がつくのでお互いにいい関係である。
<気になった点>
・当日来なかった学生がいた。学生に連絡をしたが、つながらず心配した。
・他校は行事があった時に依頼するイメージが多いが、コミュニケーションを取りながらやっていくことが学生の今後の役に立つと思うので、継続的なかかわりが必要なのではないかと思う。
・教員がかかわる時間が少なく申し訳ない。
・送れそうになってタクシーで来た学生がいた。
学生を募集するときの工夫・学生へ配慮してくださっていること
・学生分の名札がある。来ている・来ていないがわかるようなもの。学生に「勉強して帰ってほしい」と伝えている。(ハンコの押し方や社会人に向けての準備など様々なことも含めて)
・ペットボトルのジュースなどお礼に出した。
・観たい授業を参観できるようにした。
・子どもが見えるように支援員がいるクラスに配置している。
・卒論や修論のデータ集めなど協力できる。
・大学の学業優先で入ってもらっている。
・旅費、宿泊費はPTA会費から出せるという話はしている。
【中学校】
活動に参加した学生の様子
<良かった点>
・積極的に生徒にかかわることができていた。
・皆さん熱心で、学生の能力の高さに驚いた。
<気になった点>
・部活動の補助だったが、部活のイメージが違ったのか1日で来なくなる学生がいた。
・事前連絡のない学生がいた。
・女子でしゃがんだ時に腰のあたりが見えてしまう短いジャージだったのが気になった。
・単発の行事への支援だったが、茶髪の学生が来た。
・胸元の開いたシャツや背中が見える学生がいた。
・大きな声が出せるといい。
学生を募集するときの工夫・学生へ配慮してくださっていること
・不明な点がないよう、具体的に募集内容を書くようにしている。
・写生会の補助で、生徒の様子は学年によって違うので「余裕があれば他学年も見てください」と声掛けをしている。
・校内に作品展示をするので「後日見に来てください」と声掛けをしている。
・行事予定を立てるときに大学の実習時期と重ならないように教務へ相談している。
【幼稚園】
・幼稚園では、通常保育の補助ついて幼年教育専修の学生を中心に来てもらっていたが、運動会では他専修の1回生の参加が多かった。男子学生の存在が助かった。
・幼稚園でもほかの学生(他学部含め)に興味を持ってもらったのがよかった。募集の枠を広げていきたいと思った。
大学への要望や改善策 (回答は教職支援ルーム木村)
・FICでの募集人数以上の学生が来た場合、登録できなくて困った学生がいた。
→A. 教職支援ルームに連絡をしていただければこちらで登録内容を変えることができます。
・こちらが来てほしい時と学生が来てくれる時がうまく合わない。
・学生の年間行事がわかれば教えてほしい。
→A. 大学教員が4月の地域連携実習の挨拶回りに行く際、報告書と一緒に大学のスケジュールを持っていくことができます。
・学生にアピールできる機会があれば学生がもっと来てくれるのではないか。
・実習をやめるときに辞めると学生からの連絡が欲しかった。
→A. 教職支援ルームへなんでも連絡をしていただけるとその都度対応いたします。
その他
服装、茶髪について
・教育実習後の学生は身だしなみに対して不満に感じて困ったことはない。
・他学部の学生は、違う実習のときに髪も服装も自由なことがあった。
・中学校に行く学生は身だしなみに気をつけるべき。子どもが真似するから。
・服装はそれぞれの学校で改めて指導するのもいいのではないか
・髪の色は、基準が難しいので、大学から学生にガイダンスするときには茶髪はダメというべき。
5グループのうち、ひどくなければいいのではないかという意見が2グループから出ましたが、やはり、学校へ入る場合、どこまでの基準というものがわかりにくいため、今まで通り大学では茶髪禁止(黒髪で参加)とするべきという意見が3グループになりました。
- 教職支援ルーム木村からのお願い
学習アシスタントに参加している学生が今年も最後に詰めていかなければならず、卒論とアシスタントと忙しく困っている。学校の方で、5月から計画的に学生を入れて、最後詰込みにならないようお願いししたい。特に、外国語活動は週1回しか入れないため、年間の時数を減らして教育委員会に申請をしていただきたい。
- 松山市教育委員会(橋本眞年主事、今泉太郎主事)
学習アシスタントは、年間で90時間前後とお願いしている。今後も大学と教育委員会と地域の学校が協力し合い、いい教育をしていく必要がある。
- 地域連携実習ワーキング長 宇高順子委員長
貴重なご意見を伺い、改善すべきことは今後ガイダンス等で指導していきたい。今後ともよろしくお願いいたします。